20歳の自覚を胸に「集い」 新見市、新庄村で県内トップ切り

新見市の式典に臨む参加者

 成人の日(9日)を前に、新見市と新庄村で2日、20歳を対象とした集いが岡山県内でトップを切り開かれた。成人年齢が18歳に引き下げられたことから、従来の「成人式」から名称をそれぞれ変更。スーツや振り袖に身を包んだ若者たちは、社会の一員としての行動に責任を負う自覚を胸に、新たな一歩を踏み出した。

 新見市の式典は「二十歳の集い」。まなび広場にいみ(同市新見)であり、206人が出席。戎斉市長が「新型コロナウイルス禍などの苦難を乗り越え、大きく成長して」と激励した。代表して新見公立大2年谷岡瞳さん(20)が「感謝の気持ちを忘れず、大人の自覚を持ち、人生を歩みたい」と誓った。

 式典後、参加者は記念撮影や近況報告をするなどして、旧交を温めていた。

 新庄村は「二十歳のつどい」を村公民館で開催。対象者11人のうち10人が出席し、一人ずつ新年の抱負などを発表した。

 小倉博俊村長は「村民全員で応援している。夢や希望に向かって挑戦して」とエールを送った。代表の津山高専5年の安達由輝さん(20)が「地域の皆さんの温かい愛情と指導のおかげ。責任ある社会人となることを誓う」と述べた。

出席者を代表して決意を述べる安達さん(手前右)=新庄村

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