瀬戸内特産カキ 炭火でどうぞ 前島フェリー乗り場に「小屋」

カキを炭火で焼いて味わう観光客

 瀬戸内市牛窓沖・前島のフェリー乗り場(同市牛窓町牛窓)で、地元の特産カキを炭火で焼いて食べられる恒例のカキ小屋がオープンした。炭火のはぜる音と磯の香りが漂い、観光客でにぎわっている。

 県内トップの出荷量を誇る瀬戸内市産のカキを多くの人に味わってもらおうと、牛窓港―前島間でフェリーを運航する市緑の村公社(通称・前島フェリー)が今月17日から開設している。

 カキ小屋は、寒さを防ぐシートとテントで覆っており、約40席を用意。カキは殻付き1キロ(15~20個)を1500円(焼き台の利用料800円は別)で提供している。客自身が軍手をはめて思い思いに焼き、レモンやオリーブオイルなど好みの味付けで食べることができる。サイドメニューとして、カキ入りの焼きそば(千円)やアヒージョ(同)も扱っている。

 友人と訪れた総社市、会社員(54)は「カキは身が大きく、プリプリして食べ応え抜群。海が見える雰囲気も良く、また来たいですね」と話していた。

 営業は来年3月26日まで(年末年始除く)の土日祝日の午前10時~午後3時。問い合わせは市緑の村公社(0869―34―4356)。

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