【動画】マグロ1キロ1万円! イマイユ市場で新春の初競り「ぴょんぴょんはねる鮮度のいい魚を提供」 沖縄・糸満漁港

 沖縄県糸満市の糸満漁港内の「イマイユ市場」で4日早朝、県漁業協同組合連合会(県漁連)などによる新春の初競りが行われた。昨年10月に那覇市の泊漁港から移転して初めて迎えた新年となり、一番競りのキハダマグロ(30.8キロ)には1キロ当たり1万円のご祝儀相場がついた。
 競り落とした三高水産(糸満市)の馬詰剛代表は「インバウンド(訪日客)も戻り始め、今年こそ新型コロナウイルス前の通常通りに戻ることを期待したい」と話した。糸満市西崎町で直営する「まぐろ屋みーかがん」で、7日午後0時半から解体ショーをする。
 イマイユ市場は、県主体で糸満漁港内に整備された「高度衛生管理荷さばき施設」を利用して県水産公社が開設。県漁連と糸満漁協が共同で競り業務を担っている。競り人を務める県漁連の上地栄樹市場課長は「うさぎ年で、ぴょんぴょんはねるような鮮度のいい魚を提供していきたい」と抱負を語った。
(當山幸都)

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