米有名女性ニュースキャスター93歳で死去 男性3人と4回結婚し離婚 ニクソン、プーチン大統領らにインタビュー

米ニュースキャスターのバーバラ・ウォルターズが死去した。93歳だった。

12月22日の夜、代理人のシンディ・バーガー氏は、ウォルターズがニューヨークの自宅で亡くなったことを発表。「バーバラ・ウォルターズは自宅で愛する人たちに囲まれて安らかに息を引き取りました。彼女は後悔のない人生を送りました。女性ジャーナリストというだけでなく、すべての女性の先駆者でした」と声明を発表した。

この訃報にウォルト・ディズニーCEOのボブ・アイガーは、旧友であったウォルターズへ追悼の意を表明。「バーバラは真の伝説であり、ジャーナリズムにおける女性だけでなく、ジャーナリズムそのもののパイオニアでした。彼女は、国家元首や政権のリーダーから大物有名人やスポーツ界のアイコンまで、現代で最も重要なインタビューの多くを成功させた唯一無二の記者だったのです」とツイッターにつづった。

1929年9月25日ボストンに生まれ、ニューヨークの華やかな家庭環境で育ち、CBSニュースのライターを経て、1961年にNBCのニュース番組「トゥデイ」でライター兼リサーチャーとしてテレビニュースのキャリアをスタート、ヒュー・ダウンズ、フランク・マギーと共に同番組初の女性司会者となった。

1976年にNBC退社後「ABCイブニング・ニュース」の共同キャスターや特集番組「20/20」の司会を2004年まで務め、その間マイケル・ジャクソン、リチャード・ニクソン、ウラジミール・プーチン、モニカ・ルインスキーなどにインタビューをした。また、大統領選の討論会では司会を務めた。

1997年に、3つのエミー賞、ハリウッドの殿堂入りを果たし、さまざまな生涯功労賞を獲得、2014年に引退するまで共同司会者として頻繁にテレビ番組に出演してきた。

ウォルターズはこれまで3人の男性と4回結婚し離婚、2008年の自伝「オーディション」では1970年代にエドワード・ブルック上院議員やアラン・グリーンスパン連邦準備制度理事長と交際していたことを明かしていた。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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