セ・リーグ連覇のバッティング披露…ヤクルト中村悠平選手が古里の福井県大野市で野球教室

子どもたちに打撃を指導する中村選手=1月4日、福井県大野市の結とぴあ

 セ・リーグ連覇を成し遂げたプロ野球・ヤクルトの中村悠平選手(福井県大野市出身)が1月4日、同市の結とぴあで開かれた地元小中学生対象の野球教室に講師として登場した。子どもたちは地元の大先輩から、打撃などの手ほどきを受け「うれしかった」と感激した様子だった。

 教室は市軟式野球連盟が昨年に続き実施した。午前、午後の2回行われ、午前の部には市内の学童野球3チームに所属する児童約40人が参加。中村選手のアドバイスを受けながら、キャッチボールやバッテリー間の投球練習、打撃練習を行った。

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 打撃練習では、中村選手は「(始動時は)バットのヘッドを下げないこと」などと話しながらお手本のバッティングを披露した後、子どもたちを手取り足取り指導。大野ファイターズの高村陽仁君(9)は「右手の使い方などを意識するように教えてもらって打ちやすくなった」と話した。

 中村選手は「子どもたちと触れ合うと活力をもらえるし、今年も頑張ろうと思える」ときっぱり。3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)への出場が見込まれる中で「WBC、シーズンと(長丁場を)戦える体づくりをしたい。気を引き締めて頑張る」と語った。

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 午後の部では中学生を指導した。

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