【ふもとっぱらキャンプ場 2023年最新事情】予約激戦も納得!進化を続ける共用施設とサービスの数々がスゴい

キャンパーたちの聖地たるキャンプ場「ふもとっぱら」。富士山の裾野に広がる雄大なロケーションは唯一無二であり、キャンパーたちの心を掴んで離しません。しかし、ふもとっぱらの本当のすごさは、日本随一の人気キャンプ場という地位におごることなく、常に施設やサービスをアップデートしている点にあります。となると、ここ最近ではどんな変化があったのか、気になるところですよね。というわけで、この1年の間に更新された、ふもとっぱらの最新注目ポイントをお伝えします。

ふもとっぱらの名物施設が続々アップデート!2人のキーマンが詳細を語る

2021年に過去最高となる23万人の来場者を記録したふもとっぱら。年々増えるキャンパーたちに、より快適かつ楽しくキャンプをしてもらうための施設作りについて、キャンプ場運営や企画・広報、設備改築などを執り仕切る、竹川社長と松崎部長にお話を聞きました。

2022年に進化した施設&コンテンツ・その1【金山テラス】

photographer 吉田 達史
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まずはふもとっぱらのランドマーク的な施設である金山テラス。ジビエ料理が楽しめるレストランであり、キャンパーたちの憩いの場としても賑わう店内は、他のキャンプ場と一線を画す存在です。そんな金山テラスにも大きな変化があったとか。

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「富士山を臨むガラスを大きくしました。やはりふもとっぱらのシンボルは富士山なので、より見やすくなればいいなと思いまして。ガラス一面に収まる富士山の姿は圧巻で、これがすごく好評をいただいております」

photographer 吉田 達史

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「金山テラス内での加工肉の販売やレザークラフトショップは、以前と変わらず継続。eバイクのレンタルは、バイクの台数とバラエティーを増やし、本格化させました。フリーペーパーに「森のサイクリングコースMAP」を掲載しているので、実際にコースを体験して頂けると嬉しいですね。キャンプにスポーツをプラスした“キャンスポ”を楽しめる場所としての認知を広げるために、コンテンツもこれから徐々に増やしていきたいと思っています」

photographer 吉田 達史
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「あとは2021年に料理長を東京から招いたことで、レストランとしてのクオリティが格段に高まり、昨年はそれが結実した一年でした。キャンプ場運営のかたわら、農業と林業を並行して行っていますが、そこで採れた野菜やお肉などをクオリティ高く振る舞うことができていると思います。普段なかなか食べられない鹿肉のハンバーガーやボロネーゼなどに舌鼓を打つお客さんの姿は見ていて嬉しいですね」

photographer 吉田 達史
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ロケの際には小木さんも矢作さんも鹿肉料理を堪能!小木さんがボロネーゼ、矢作さんが鹿肉バーガーをペロリと平らげていました。

2022年に進化した施設&コンテンツ・その2【金山キャビン】

photographer 吉田 達史
photographer 吉田 達史

昨年は、ふもとっぱらのロケーションを最大限に生かした宿泊施設「金山キャビン」のオープンも話題となりました。アウトドアと相性抜群のトレーラーハウスは広々としたテラスがつき、富士山も一望できます。エクステリアはリゾート感が漂う見た目ですが、住居の内側は畳にお布団というスタイルも好評を博しています。

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「トレーラーハウスはおかげさまでスタートから好評をいただいています。『テント泊はまだ不安だけど、ふもとっぱらに来てみたい」というお客さんも一定層いるので、そういった方に喜んでいただいています。グループ内に「キャビンに泊まりたい人」と「テント泊したい人」がいた場合も、両方に対応できますし、スタイルの幅を広げる提案ができるようになりました」

photographer 吉田 達史

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「でも何気に一番力を入れたのは、キャビンの側に設置したトイレかもしれません(笑)。清潔感があることは前提として、モダンかつ自然に馴染むスタイルを追求した末、現在のトイレにたどり着きました。北欧に視察に行った際に見かけたトイレを参考にしています」

photographer 吉田 達史

2022年に進化した施設&コンテンツ・その3【Villa Nordisk】

photographer 吉田 達史
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北欧繋がりでいうと、ノルディスクのショールーム兼宿泊施設となる「Villa Nordisk」も2022年にデビューした施設のひとつ。タープをイメージした独創的な建物が、ふもとっぱらの地に映えており、ノルディスクのプレミアム会員はここに宿泊することもできるそう。

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「こちらはノルディスクさんとの共同プロジェクトで、うちとしても新しい試みなので、これからの展開が楽しみな施設です。Villa Nordiskのエリア内にはバレルサウナが置かれているのですが、同じものを今年から一般エリアにも設置予定です。水風呂をイタリアから購入したりして、来場者の方が楽しく入浴できる環境づくりを進めています」

photographer 吉田 達史

林業を主軸としたキャンプ場・ふもとっぱらの原点回帰とも言えるコンテンツにも注目

ふもとっぱらを運営する株式会社ふもとっぱらは、もともと林業を主軸とした会社であり、2005年の創業以来、木材生産や木質エネルギー利用に関する事業とアウトドアレジャー事業の両立を目指して歩を進めてきた経緯があります。

そんなふもとっぱらの原点回帰とも言うべき、林業に関連するコンテンツからも目が離せません。

2022年に進化した施設&コンテンツ・その4【FUMOTO TREE’S】

photographer 吉田 達史
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「FUMOTO TREE’S」は2022年春にローンチされた、ふもとっぱらの家具ブランド。家具職人がひとつひとつ丹精込めて仕上げる良質な家具は、そのクオリティに対するリーズナブルな価格帯も好評を得ています。

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「林業の副産物として始めた企画で、すべてふもとっぱらの木材を使っています。林業に関しては、ハウスメーカーさんとのお付き合いが主だったのですが、キャンパーのみなさんにもこの産業を身近に感じてもらいたく始めました。キャンプに来た人に、家具の購入を提案するというのは簡単ではありませんが(笑)、アウトドアなライフスタイルを持つ皆様の選択肢のひとつになればいいなと考えています」

photographer 吉田 達史
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2022年に進化した施設&コンテンツ・その5【(学びの森)間伐体験】

photographer 吉田 達史
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「学びの森」とは、シーズン32のゲストとしても登場したワカさん&アネゴ夫婦がプロデューサーを務める、ふもとっぱらの自然環境を生かした体験型のコンテンツ。鹿の解体、ジビエ料理の振る舞い、牛の乳搾り体験など、これまでも定期的にさまざまなワークショップを展開してきましたが、今春からそのラインナップに「間伐体験」が加わります。

番組のロケでも、おぎやはぎやゲストの面々が、間伐の必要性やノウハウを松崎さんに教わりつつ、その実務を体験しました。

photographer 吉田 達史
photographer 吉田 達史

番組内では、小木さんが間伐材を薄くカットし、プレートを作りました。チェンソーは未経験ですが、松崎さんの指導のもと、上手に切り出すことができました。

photographer 吉田 達史
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番組内での間伐体験は、切り出したプレートに焼印を入れて終了。こちらのワークショップは今春から年数回開催予定です(体験内容の詳細は変更する可能性があります)。

ワーケーション設備の強化に受付のドライブスルー化?進化を続けるふもとっぱらに注目

photographer 吉田 達史

ふもとっぱらの施設やコンテンツに関する最新事情を駆け足でチェックしてきましたが、今年中にアップデートされるポイントは、まだまだあるそう。あらゆるメディアに先駆けて、さらに竹川社長と松崎部長に聞き込み調査してみました。

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「まずは林間に設置した世界初の『転がして移動できるコルゲートロールキャビン』を本格的に稼働させたいですね。ワーケーション用のスペースにしようと思っています。キャンプをしながらちょっと作業したい人はもちろん、がっつり1日仕事しに来てもらうのもいいかな?と思っています」

photographer 吉田 達史

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「あとは牛舎ですね。牛舎は、ふもとっぱらの中でももっとも古い建物のひとつ。いわば原点であり、我々にとってシンボル的な建物なんです。いまは売店として使っていて、品揃えは年々充実していますし、週末には地元の出店者を募ってマルシェなども開催しています。キャンプをしに来た人が富士宮の産業を知る。そんなプラットフォーム的な役割を、この青い屋根の建物が担っていけたらいいなと思っています」

photographer 吉田 達史
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「あとはソフト面ですかね。2022年11月から、ホームページでの予約システムが稼働していますが、チェックインの受付をドライブスルー化するなど、僕たちもお客さんももっと快適でスムーズなシステム作りをしていきたいと思っています。また、今回のホームページのリニューアルをきっかけに、キャンプだけでなく枝葉の事業の情報発信にも力を入れていきたいです」

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「となると、2023年もやることが山積みだね」

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「はい、精進します(苦笑)」

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