全日本高校バレー 就実が欠場 女子連覇中 抗原検査で陽性者

壮行式に臨む就実の選手たち=2022年12月

 バレーボールの全日本高校選手権の大会事務局は5日、女子で3連覇を狙った就実(岡山)の欠場を発表した。全チーム対象の新型コロナウイルスの抗原検査で陽性者が確認されたため。就実は5日の2回戦で新潟中央との初戦に臨む予定だったが、不戦敗となった。

 西畑美希監督から連絡を受けたという秋山圭子校長は「普段から感染対策に細心の注意を払っていた。残酷でつらい結果だ。今は監督と選手が一番『どうして』とショックを受けているはず」とおもんぱかった。

 就実は前回大会で深沢めぐみ、つぐみの双子を軸に2年連続優勝を達成。1、2年生主体の現チームは昨秋の栃木国体で準優勝し、今大会での活躍が期待されていた。

 大会は「春高バレー」の愛称で知られ、欠場は4チーム目。女子の富士見(静岡)は新型コロナ陽性者が認められ、男子の都城工(宮崎)と女子の近江兄弟社(滋賀)はインフルエンザのまん延で欠場した。

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