6日（金）は、昨年末から続いていた冬型の気圧配置が緩み、低気圧の接近・通過で西から天気が下り坂に向かい、7日（土）にかけて太平洋側でも雨や雪の降る所がある見通し。この時季らしい寒さから来週は次第に気温上がる予想。

気圧配置の変化

　昨年末から続いていた西高東低の冬型の気圧配置が緩み、東シナ海で低気圧が発生して本州南岸を東進する見込み。
　6日（金）は日本海側の雪は止む所が多いが、西日本は次第に雲が広がりそうだ。九州北部は昼過ぎから雨の降り出す所があり、夜にかけて九州南部や中国地方の一部も降水の範囲が広がる見通し。気温が低い山地は、雪の降る所もありそうだ。また、関東の沿岸部も夜遅くには雨や雪の降る所があるかもしれない。

三連休の天気

　7日（土）午前にかけては、近畿や東海でも雨や雪となり、内陸はうっすら積もる可能性もあるため、路面の状態などに注意が必要だ。

　東京など関東でも、沿岸を中心に、昼すぎは一時的に雨や雪の降る所がある見通し。北日本や日本海側の地方は雲が多く、午後は雨や雪の所もある。西日本の太平洋側は午後は天気が回復するが、西寄りの風が強まりそうだ。

　8日（日）は東日本太平洋側から西日本は概ね晴れるが、北日本と日本海側は雲が多く、午前を中心に雪や雨の降る所が多い見通し。
　9日（成人の日）は関東から西で晴天が続き、気温が上がる傾向にあるが、北陸は雨か雪、北日本は雪でともに風が強まりそうだ。

来週後半の高温

　きょう6日は二十四節気の一つ「小寒」で、寒の入りらしい寒さとなっており、来週は前半に一時的に冬型の気圧配置で寒くなる。
　しかし、来週後半には北日本も寒気の影響下からは外れてくる予想で、気温が急に上昇する可能性がある。積雪の多い地域は、なだれや融雪による道路の冠水などに注意が必要だ。
（気象予報士・饒村　曜）