雲仙で消防出初め式 3年ぶりに園児も参加

一生懸命に放水する園児=雲仙市、小浜マリンパーク

 長崎県雲仙市は、同市小浜町の小浜マリンパークで開催。規模を新型コロナ禍以前に戻し、3年ぶりに園児も市中パレードと放水に加わった。
 式典には団員や消防署員ら計約1500人が参加。金澤秀三郎市長は「消防団員の皆さまの尽力に深く感謝している」と式辞。川上清記(きよふみ)団長=県消防協会長=は団員へ「自分たちの町を守る郷土愛を胸に、さらなる奮起を期待する」と訓示した。
 式の後、園児でつくる幼年消防クラブなどを先頭に本部と全7支団の団員が小浜温泉街を行進。海岸から橘湾に向かって放水し、士気を高めた。
 同市で昨年発生した火災は24件(前年比9件増)、死者は2人(同2人増)だった。

© 株式会社長崎新聞社