屋根からの落雪が原因か 去年末の大雪で80代女性が死亡 広島

広島県は、年末に降った大雪で、安芸高田市の80代女性が死亡していたことを発表しました。屋根からの落雪が原因とみられています。

県と県警によりますと、12月29日午後5時前、安芸高田市で「80代の女性の姿が見つからない」と女性の親族から通報がありました。

警察が自宅付近を捜索したところ、雪の中から女性を発見し、その後、死亡が確認されました。

死亡推定日は26日、死因は屋根からの落雪による圧死とみられています。

安芸高田市が5日、女性を災害関連死と判断しました。

また県は、庄原市でも12月30日に、60代の男性が屋根の雪下ろし中に転落して骨折していたことも明らかにしました。

これで先月末の大雪では、死者と重傷者が1人ずつとなりました。

県危機管理課は、「気温が上昇すると屋根からの落雪の危険が高まる。雪下ろしの際は複数の人で作業を行うなど十分注意をしてほしい」と呼びかけています。

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