締めくくりの3学期も頑張ろう 岡山市などの小中学校で始業式

元気よく手を挙げ、冬休みの思い出を発表する城東台小の児童

 岡山県内の公立小中学校のトップを切って岡山、玉野、新見市の学校で6日、3学期の始業式があった。児童生徒は急拡大する新型コロナウイルスへの感染対策を講じながら2022年度の締めくくりとなる学期をスタートさせた。

 岡山市東区城東台西の城東台小は式の模様を校内テレビで流し、全校児童180人は各教室で見守った。有森太校長は先のサッカー・ワールドカップでの日本代表の活躍に触れ「目当てを決めたら日本代表のようにずっと取り組み、できることを増やしてほしい」と呼びかけた。校歌が流れると、児童は歌うことなく静かに耳を傾けた。

 朝、マスク姿の児童たちは登校と同時に手指を消毒し、教室では名前を点呼されると一人一人が「元気です!」と応じた。2年A組では書き初めなど冬休みの宿題の提出があり、女児(8)は「ひいおばあちゃんの家に行き、みんなと一緒にカニの鍋を食べたのが楽しかった。3学期も引き続き読書を頑張りたい」と話した。

 県内の他市町村の公立小中学校は10日に始業式を予定している。

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