【新型コロナ】教室の空気「見える化」 横浜市が感染対策で機器設置 外部からネット確認も

「空気環境見える化MAP」のサンプル画面を紹介する山中市長=横浜市役所

 横浜市は6日、市立学校全509校の全ての教室に、二酸化炭素(CO2)濃度の測定器を設置すると発表した。新型コロナウイルスの感染防止対策で室内の空気の状態を可視化し、適切な換気に役立てる狙い。さらに全国初の試みとして、各校の数値を外部からインターネットで確認できる仕組みも整えた。

 測定器を置くのは、市立の小、中、高校と義務教育学校、特別支援学校にある計8119教室。掛け時計の近くなど、児童・生徒が目にしやすい場所への設置を想定し、冬休み明けの今月10日に稼働させる。

 市は2022年度の補正予算に2億円を計上。空気中のCO2濃度を測定できる小型機器を1万台余り確保した。うち約2千台については、インターネットに接続できる測定器を採用。各校に4台ずつ配り、モニタリングに使用する。

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