大村工、九州文化 8強届かず 全日本バレー高校選手権 

写真左から【男子3回戦、駿台学園―大村工】第1セット、スパイクを放つOH松島【女子3回戦、九州文化学園―古川学園】第1セット、九州文化学園のOH大串がスパイクを決めて6点目=東京体育館

 バレーボールの第75回全日本高校選手権(春高)第3日は6日、東京体育館で男女の3回戦、準々決勝が行われ、長崎県勢は3回戦で女子の九州文化学園が古川学園(宮城)、男子の大村工が駿台学園(東京)にそれぞれ0-2で敗れ、8強入りはならなかった。
 九州文化学園は第1セット、昨夏のインターハイ準Vの古川学園に粘り強いレシーブで対抗。OH大串、OP田中聖のスパイクなどで好勝負を演じたが、22-25で落とした。第2セットも中盤まで競り合ったものの、相手エースの強打、身長196センチの外国人留学生の高さを止められず、最後は17-25と突き放された。
 大村工は立ち上がりから攻守で波に乗れず、第1セットを8-25で先取された。第2セットはOP山口、OH土井の左右のエースが復調。17-14とリードを奪ったが、勝負どころで相手エースのサーブ、スパイクに苦しみ、最後は山口の強打が止められて23-25で競り負けた。
 男子は昨秋の国体を制した鎮西(熊本)をはじめ、昨夏のインターハイ覇者の東山(京都)、駿台学園、習志野(千葉)が4強入り。女子はインターハイ優勝の金蘭会(大阪)のほか、古川学園、誠英(山口)、熊本信愛女学院がベスト4に残った。
 男子で前回優勝の日本航空(山梨)は3回戦で敗退。女子の東九州龍谷(大分)、八王子実践(東京)は準々決勝で敗れた。
 第4日は7日、東京体育館で男女の準決勝を実施する。


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