相模原市は観光、定住促進に力を入れようと市のPR動画を初めて制作し、昨年12月からインターネット上で公開している。主に20~30代の若者や子育て世代を対象にした内容で、今後は市のイベントや関連施設のデジタルサイネージを通じて発信していくという。
動画のタイトルは「はい。その答え 相模原で見つかりました。」。相模原市を訪れた家族や学生が「自然の中で遊べるところは?」「地域のイベントは何があるの?」などと機械に話しかけると、市内の観光スポットや地域のイベントが「答え」として紹介されるストーリーになっている。
レジャースポットには釣りが楽しめる相模湖や陶芸・木工体験ができる藤野芸術の家が登場し、地域イベントでは毎春開催される市民桜まつりや、江戸時代から続く伝統行事・相模の大凧(おおだこ)まつりが紹介されている。
相模原市は2021年、転入超過数が多い自治体として全国1719市町村の中で10位(3837人)にランクインした。新型コロナウイルス禍で都心から郊外へ移り住む動きもあり、本村賢太郎市長は「まずは相模原に遊びに来てもらい、そこから移住促進につなげていきたい」と意気込む。
動画は2分30秒、30秒、15秒の3パターンあり、市公式ユーチューブなどで見ることができる。