岡山県 最多5332人コロナ感染 3日連続更新、4人死亡

岡山県庁

 岡山県は7日、5332人の新型コロナウイルス感染を発表した。1日当たりの感染者は3日連続で過去最多を更新し、2日連続で5千人を超過。死者は4人だった。流行「第8波」はピークが見通せない状況が続いている。

 医療の逼迫(ひっぱく)度合いを示す病床使用率(6日時点)は第8波が始まった2022年11月以降で最も高い71.5%で、うち重症者用も20.9%に上昇。成人式や小中学校の授業再開などを控え、さらに感染が拡大する可能性がある。

 7日発表された新規感染者は岡山市保健所の管内が1885人、倉敷市保健所1234人、県管轄の5保健所1778人、陽性者診断センター435人。年代別は20代1061人、40代818人、30代780人、50代681人、10代560人、60代418人など。

 死者は90代以上の男性1人と女性2人、80代女性1人。5、6日と2日連続でそれぞれ過去最多だった11人から半減した。クラスター(感染者集団)は4件発生。浅口、高梁市、里庄町の高齢者施設で計21人、鏡野町の医療機関で13人の感染が判明した。

 6日にはインフルエンザ注意報が県全域に発令され、同時流行の懸念も高まっている。県保健福祉部は「コロナかインフルか見分けがつかない場合は外出を控え、まずコロナの自己検査を行うなど医療が逼迫しないようにしてほしい」とする。

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