元西武・片岡保幸さんらが走塁技術など伝授 神奈川・厚木で少年野球教室 元巨人・藤村大介さんも   

選手に守備の基本を伝える片岡さん(右から3人目)=厚木市内

 元プロ野球選手による少年野球教室が7日、神奈川県厚木市の下川入スポーツ広場で行われた。西武などで活躍した片岡保幸さん、巨人でプレーした藤村大介さんが、県内の少年野球チームなどに所属する約30人に守備や走塁の技術を伝えた。中学硬式野球チーム「厚木ヤング」の主催。

 片岡さんはゴロの捕球姿勢について「つま先より膝を前に出さないこと」とアドバイス。藤村さんは外野の捕球などを指導した。現役時代はともに俊足選手とあって、走塁練習も丁寧に教えていた。

 また、最先端の動画解析ができるサービス「Force Sence」を活用し、選手たちのスイングをスマートフォンなどで撮影。練習前と練習後のスイングを映像で見比べて速度や軌道の違いなどを確認した。

 県央少年野球クラブの内田彩友選手(4年)は「自分のスイングを映像で見たことがなかった。もっと体を使ってバットを振りたい」と意気込んだ。

 片岡さんは「子どもたちには、けがをしないためにも正しい体の使い方を知ってほしい。動作解析は子どもたちにとっても画期的な取り組み」と話した。

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