地面を棒でたたいて農作物を荒らすモグラを追い払い、無病息災や豊作を願う新年の伝統行事「もぐら打ち」が6日、長崎県松浦市星鹿町の星鹿地区であり、子どもたちが家々の玄関先をたたいて回った。
地域の児童10人が参加。2班に分かれ、地区内の民家など合計約100カ所を巡り「祝いましょう 祝いましょう 祝いの餅をくれたなら 末も繁盛 世も良かろうー」などと口上を元気よく述べながら、わらを巻いた長さ約60センチの棒で、力いっぱい30回ほど地面をたたいた。
市立星鹿小5年の山口花漣さん(11)は「たくさんたたくので腕はきついけど、もぐら打ちをした家の人から、ありがとうねと笑顔を返してもらえるので、やりがいがある」と話した。
“末も繁盛” 伝統行事「もぐら打ち」 子どもたちが玄関先をたたいて回る 松浦・星鹿地区
- Published
- 2023/01/08 10:00 (JST)
- Updated
- 2023/01/09 10:40 (JST)
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