“七草がゆ”で無病息災を願う 「家族そろって元気に」 雲仙・橘神社

雲仙市の橘神社で7日、1年の無病息災を願う「七草がゆ」が振る舞われ、参拝客が熱々のかゆを味わった=同市千々石町

 1年間の無病息災を願い、長崎県雲仙市千々石町の橘神社境内で7日、「七草がゆ」が参拝客約300人に振る舞われた。
 七草がゆは、摘みたての若菜を1月7日の朝に食べて邪気を払い、元気づける風習。正月の食べ過ぎで疲れた胃を休める意味もあるという。同神社ではセリやナズナなどの七草を神前ではらい清めた後、同神社敬神婦人会が大鍋で調理した。
 熱々のかゆを受け取った参拝客は、息を吹きかけて冷ましながら味わった。家族5人で訪れた長崎市の会社員、本上太さん(38)は「次女(7カ月)が七草がゆを初めて食べた。家族そろって元気に1年を過ごせそう」と顔をほころばせた。


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