「心も躍る良い年に」 ササ竹で社殿を清める“煤祓い” 長崎・諏訪神社

ササ竹を使って拝殿のすすを払う神職=長崎市、諏訪神社

 新年を前に、長崎市上西山町の諏訪神社で29日、「忌(いみ)竹」と呼ばれるササ竹で社殿を清める「煤祓(すすはら)い神事」があった。
 菊池宣行権禰宜(ごんねぎ)が祝詞をささげ、巫女(みこ)が神楽を舞った後、菊池権禰宜ら2人が長さ約5メートルの忌竹を使い、祝詞殿と拝殿の天井や壁などに積もったちりやほこりを払った。
 菊池権禰宜(50)は「ウィズコロナになりつつある1年だった。来年の干支(えと)は『卯(う)』。ぴょんぴょん跳ねるウサギのように雰囲気が盛り上がる年になれば」と話した。
 同神社は31日、心の汚れを清める「大祓(おおはらえ)式」と、1年を神に感謝する「除夜祭」を行う。正月三が日の参拝客は、今年より約2万人多い約15万人の人出を見込んでいる。

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