県選抜作家美術展が開幕 秀作193点、来場者を魅了 県美術館県民ギャラリー

迫力ある大作が並ぶ会場=長崎市、県美術館

 県内最高峰の美術展「第18回県選抜作家美術展」(県、県文化団体協議会、県美術協会主催、長崎新聞社など後援)が7日、長崎市出島町の県美術館県民ギャラリーで開幕した。洋画、書、工芸、日本画、彫刻の全5部門の秀作193点が会場を彩っている。
 同展運営委員会(江副功運営委員長)が県内外の公募展で実績を残してきた県内在住の作家を選抜した。今年は洋画75人、書71人、工芸17人、日本画21人、彫刻9人が出品。風景や人物を幻想的に表現した日本画の大作や端正な筆致が目を引く書など、長年培われた技術と豊かな感性から生まれた作品の数々が来場者を魅了した。
 江副運営委員長は「どの部門もレベルが上がり、見る人に感動を与えられる作品が集まった。一つ一つを味わってほしい」と呼びかけた。
 今年は県内2会場で開催。県美術館での長崎会場展は15日まで(10日休館)。25~29日には佐世保市島瀬町の島瀬美術センターで佐世保会場展がある。両会場とも入場料は一般・大学・高校400円、70歳以上は300円。中学生以下は無料。

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