この冬のマーケットでPSVアイントホーフェンからオランダ代表FWコーディ・ガクポを獲得したリヴァプール。
今回は『Planet Football』から「これまでリヴァプールに所属した主なオランダ人選手のランキング」をご紹介する。
10位:ヤン・クロンカンプ
2006年の1月にリヴァプールへと加入したヤン・クロンカンプ。ホセミがビジャレアルに移籍した際、その取引の一部として譲渡された右サイドバックだが、ほとんどそのプレーは印象に残らなかった。
当時はまだスティーヴ・フィナンが健在であったため、クロンカンプはほとんどベンチで時間を過ごすことになった。ただFAカップの優勝メダルを持ち帰ることはできた。
9位:キ=ヤナ・フーフェル
アヤックスのユースから僅かな額で獲得したフーフェル。リヴァプールでは4試合しかプレーすることはできなかったものの、クラブにかなりの利益をもたらした。
2020年9月にウォルヴァーハンプトンが彼を900万ポンドで獲得。彼はその後プレミアリーグで20歳に出場し、今季はPSVアイントホーフェンへとローン移籍している
8位:ゼップ・ファン・デン・ベルフ
フーフェルと同じく、リヴァプールではまだ4試合に出場したのみのファン・デン・ベルフ。ファンが大きな期待を寄せるセンターバックは、今季シャルケ04へとローン移籍した。
ただ、9月に左足の足首にかなり重い靭帯の怪我を負ってしまったために離脱している。もうしばらくで復帰する見込みだが、シャルケでの後半戦が彼にとって非常に大きな勝負になりそうだ。
7位:エリック・マイヤー
1999年にレヴァークーゼンからリヴァプールにやってきたストライカーだ。ただ当時はマイケル・オーウェンとロビー・ファウラーがいたこともあり、彼は24試合で1ゴールしか決められなかった。
それもあって1シーズンのみでノッティンガム・フォレストに貸し出され、その後ハンブルガーSVに完全移籍した。2000-01シーズンのUEFAカップでリヴァプールがドイツを訪れた際、マイヤーは遠征してきたファンと一緒に飲んで歌ったとのことで、そのフレンドリーさでKOPから高い人気を誇った。
6位:ライアン・バベル
バベルはとにかく面白い選手だった。2007年にアヤックスから加入し、鋭いドリブルを武器にウインガーとしてプレー。2年目以降はレギュラーとはいえなかったものの、リヴァプールで通算146試合に出場している。
2011年に出場機会を求めてホッフェンハイムへと去ったものの、その後も彼はリヴァプールへの愛を隠しておらず、「退団したのは間違いだった」と話したことも。
5位:ボウデヴィン・ゼンデン
バルセロナやチェルシーでもプレーした左利きのユーティリティープレーヤー。2005年にミドルズブラからリヴァプールに加入し、その半年後に前十字靭帯を断裂してしまった。
さらに次年度にも膝に重傷を負って長期離脱するなど怪我は多かったが、2シーズンで47試合に出場し、サイドハーフでもサイドバックでもボランチでも起用できる便利さでチームに貢献した。
4位:サンダル・ヴェステルフェルト
1999年にデイヴィッド・ジェームズの後釜としてフィテッセから獲得されたGK。2シーズンをレギュラーとして過ごし、5つものトロフィーを手にしたものの、2000-01シーズンのボルトン戦で大きなミスを犯し、ジェラール・ウリエ監督がクリス・カークランドとイエルジー・ドゥデクを引き入れたため押し出されてしまった。
退団後はレアル・ソシエダへと移籍し、シャビ・アロンソやニハト・カフヴェチ、ダルコ・コヴァチェヴィッチらとともにリーガ2位という素晴らしい結果を残したことも。
3位:ジョルジニオ・ワイナルドゥム
ワイナルドゥムがリヴァプールで5シーズンを過ごし、プレミアリーグでもチャンピオンズリーグでも活躍したことは間違いない。フェイエノールトではわがままなウイングだった彼が、プレミアでは献身的なボランチに変貌し、リヴァプールでそのキャリアを極めた。
リヴァプールでの出場数は230試合以上を数え、印象的な勝利にも貢献。チャンピオンズリーグでのバルセロナ戦で2ゴールを決めた瞬間は、サポーターにとって忘れられないものだ。
2位:ディルク・カイト
リヴァプールでのディルク・カイトは大きなタイトルに恵まれなかったものの、2006年から2012年にかけて大きな影響力を発揮したことは否定できない。286試合で71ゴールという記録以上のものだ。
トップでもサイドでもプレーし、無尽蔵の運動量で献身的に戦った。攻撃にも守備にも精一杯戦える彼のプレーは、とにかく多くのファンを魅了した。
1位:フィルヒル・ファン・ダイク
間違いなくリヴァプール史上最高のオランダ人選手であろう。サウサンプトンから7500万ポンドで獲得された際、彼の肩には大きな期待がかけられたものの、むしろそれ以上の結果で応えてみせた。
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大きな怪我を負うまでの全盛期は確実に世界最高のセンターバックであり、リヴァプールのプレミア優勝とチャンピオンズリーグ制覇に大きく貢献した。メッシが並外れた結果を残していなければ、バロンドールも獲得できたはずだった。