9日(祝・月)午後は、日本海側で降水域が広がる。気温が高めで北陸や東北の平地は雨の所があるが、寒気が流れ込む夕方以降は次第に雪に変わる所が多そうだ。あす10日(火)は北・東日本で風が強く、日本海側は雪で見通しが悪くなる所がある見込み。ただし、今回の寒さは長続きはせず、週の後半は全国的に3月下旬~4月上旬並みの気温となる見通し。気温の変化が大きいので、この先は着る物や体調管理に注意が必要だ。
週後半 春の気温
10日(火)は北・東日本の日本海側で雪が降り、ふぶく所もあるので車の運転等は注意が必要だ。太平洋側はほとんどの所で晴れるが、関東から近畿付近は冷たい北風が吹き、連休明けの朝に気持ちまで晴れやかになるかは個人差がありそうだ。なお、西日本は九州を中心に10日(火)も気温が平年より高く、11日(水)以降は朝は冷え込むものの、日中の暖かさはより北の地域へ広がる見通し。
12日(木)の最高気温は、西日本で軒並み15℃以上で、新潟や仙台あたりでも12℃前後まで上がる見込み。13日(金)~14日(土)は一段と時季外れの気温の高さとなり、土曜日の東京都心は20℃近くまで上がりそうだ。日本海側で積雪が多い地域は、なだれの危険性が高まるだけでなく、融雪による河川の急な増水などにも注意が必要となる。
暖かいだけでなく
異例の暖かさは、南から湿った空気を呼び込むことにつながる。13日(金)は西から天気が下り坂で、西日本の日本海側は午後から雨が降り出す見通し。14日(土)は全国的に曇りや雨で、気温が高いとはいえ、同時に荒れた天気になる想定も必要だ。なお、低気圧が立て続けに日本付近を通る見立てもあり、東京都心は土曜日より15日(日)にしっかり雨が降る可能性がある。その後、来週は北日本を中心に真冬の寒さ戻る予想で、数日間ほど見向きしないであろうダウンコートのお世話になりそうだ。
(気象予報士・高橋和也)