成人の日 日本海側で雨や雪強まる所も 週の後半は4月並みの暖かさも 寒暖差大きく

週間予報(天気・最高気温)

 成人の日のあす(9日・月)は、前線が通過する影響で、日本海側を中心に雨や雪の範囲が広がる見込み。雷を伴って雪や雨の強まる所もありそうだ。火曜日は冬型の気圧配置となるため、北陸や北日本で雪の所が多くなる。太平洋側も東京や名古屋などでは北風が冷たく、この時季の寒さになる見通し。週の後半になると全国的に気温が平年より高くなり、4月並みの暖かさになる所もある見込み。雪の多い地域は、なだれや落雪に注意が必要となる。ただ、16日(月)ごろからは再び冬の寒さが戻るため、寒暖差にも注意が必要だ。

成人の日も太平洋側は青空

 きょう(日)は、晴れている太平洋側では寒さが和らぎ、東京都心も午後2時までに気温が12.5℃まで上がっている。成人の日のあす(月)も、太平洋側を中心に、日差しが暖かく感じられそうだ。日中は東京や名古屋で13℃、西日本を中心に15℃くらいまで上がる見込み。ただ、夜遅くなると四国や近畿、東海でもにわか雨の所がありそうだ。

日本海側は雪や雨強まる所も

 日本海側ではいったん雪や雨の範囲が狭くなっても、あす(月)は前線が通過する影響で雨や雪の範囲が広がる見込み。上空の寒気の影響で大気の状態が不安定となり、雷を伴って雨や雪の強まる所もありそうだ。火曜日にかけて次第に冬型の気圧配置となるため、北よりの風が強まって冷たい空気が流れ込む。火曜日になると北陸や北日本中心に広い範囲で雪となり、局地的に雪の強まる所もある見込み。路面状況の悪化や、なだれに注意が必要となる。
 晴れる太平洋側も、火曜日から水曜日はこの時季の寒さが戻り、北風も冷たく感じられそうだ。

週の後半は4月並みの暖かさも その後は再び厳しい寒さに

10日間予報(最高気温)

 木曜日ごろからは寒気が北へと退いて、南から暖かな空気に覆われる見通し。全国的に気温はこの時季としては高く、週の後半は東京も15℃以上となり、西日本では20℃近くまで上がる所もある見込み。金曜日以降は天気が下り坂となるが、雨でも3月下旬から4月上旬並みの所が多くなりそうだ。雪の多い地域はなだれや落雪に注意が必要だ。
 ただ、16日(月)ごろからは再び強い寒気が流れ込み、厳しい寒さが戻る見込み。寒暖差が大きくなるため、体調を崩さないように気をつけたい。

(気象予報士・及川藍)

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