三菱電機<6503>と三菱重工業<7011>、2024年4月に発電機事業を統合へ

いずれも東京・丸の内の本社前

三菱電機と三菱重工業は26日、発電機事業の統合に向けて検討に入ると発表した。2024年4月1日をめどに両社で統合新会社を設立する。出資比率は今後詰めるが、三菱電機が過半出資して経営の主導権を握る方向となっている。統合対象は主に火力発電に使われるタービン発電機と関連設備の製造・販売、保守で、集約によって競争力を高める。2023年5月下旬に最終契約を目指す。

統合は両社の対象事業を会社分割により設立する新会社に承継させる形で進める。新会社の売上高は数百億円規模となる見込み。タービン発電機は発電プラントの重要設備で、タービンの回転を電力に変換する。

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