新春の花「なんぼ!」 鉢物の初市 岡山・花き地方卸売市場

新春の花が取引された鉢物の初市

 岡山市花き地方卸売市場(南区市場)で10日、鉢物の初市が行われた。競り人の威勢の良い掛け声が飛び交い、新春の花が次々と競り落とされた。

 午前9時に開始。パンジーやヒヤシンス、シクラメン、ビオラなどがコンベヤーで流れ、競り人は「はい、なんぼ!」と活気あふれる声を響かせた。仲卸、小売業者ら約20人は指で希望価格を示し、次々と落としていった。

 この日の入荷量は1万3711鉢。前年の初市より4割以上減少した。資材費の高騰などを背景に生産量が減っているという。平均単価は前年より高かった。

 卸売業者の岡山総合花きは「花には気分を落ち着かせたり、気持ちを前向きにさせたりする効果がある。家の中で飾ってほしい」としている。

 17日には植木の初市がある。

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