11日、G7広島サミット開催を見据え、地元の食材や観光のPRに繋げようと、広島県府中市にある歴史的な建物で、フランス料理が披露されました。
広島県府中市にある「恋しき」の厨房に立ったのは、フランス料理界で著名な吉野建さんなど、シェフ6人です。
11日限定の「プレミアムレストラン」が開催されました。
料理には、府中市産のミソやコメ、牛肉、キクイモやゴボウをはじめ、広島の食材がふんだんに使われています。
県内の食に関する情報などを発信する人たちが招待され、フレンチのコース料理10品が振る舞われました。
試食した人
「府中備後の食材を再発見したような感じでとてもおいしかった」
「ロケーションも場所も抜群ですごく楽しかった」
明治時代から平成にかけて料亭旅館だった「恋しき」は、日本庭園もある歴史的な建物として知られ、国の登録有形文化財にも指定されています。
5月のG7広島サミットによるインバウンド需要の高まりも想定されることから、府中市が地元の魅力を発信しようと、企画しました。
府中市 小野申人 市長
「G7広島サミットを好機と捉え、歴史的価値のある建物を活用して食を掛け合わせてうることで多くの方に来ていただきたい」
府中市は今後も取り組みを続け、将来的に「恋しき」での料理提供や宿泊の導入も計画しているということです。