正月三が日で約10万2000人来島 初詣後の宮島 ゆかりの企業などが清掃

初詣で多くの観光客が訪れた宮島(広島・廿日市市)をきれいにしようと、10日、宮島ゆかりの企業などが初めて合同で一斉清掃を行いました。

海に反射する太陽の光で美しく輝く大鳥居…。新年を迎えた宮島で見つかったのは…。

清掃の参加者たち
「釣り竿だが道路のわきに置いてあった」

「(ポリタンクは)そこの海岸に流れ着いていた」

JR西日本が呼びかけた一斉清掃に参加したのは9団体で、日頃はライバル同志でもある広島電鉄や宮島松大汽船も手を携えました。

観光協会によりますと、正月3が日、宮島を訪れた人の数は去年より2万人以上多いおよそ10万2000人。

10日の清掃は、宮島桟橋前から宮島水族館までの範囲を3つの班に分けて行われ、参加者たちは浜辺や植え込みなどに残るゴミをていねいに拾っていきました。

JR西日本 横川管理駅 中川勉 管理駅長
「1つの企業だけでなく、一緒になって宮島でおもてなしをする気持ちがみなさん、合致したので感謝している」

今月は、3週連続で週末、花火が開催されます。また、5月に開催されるG7広島サミットに合わせて、多くの観光客が訪れることも予想されています。

参加者は、「今後も協力して宮島の美化に努めていきたい」と話していました。

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