バート・バカラック&エルヴィス・コステロのコラボ作が最新リマスター+新規音源で発売

バート・バカラックとエルヴィス・コステロの約30年間に及ぶコラボレーションを祝福する作品『The Songs of Bacharach & Costello』が2023年3月3日にリリースされる。国内盤はCD2枚組、輸入盤の4CD+2LPスーパー・デラックス・エディション・ボックスセット、2LP、そしてデジタル配信でもリリースされる。

CD1には1998年にリリースされた二人のコラボレーション作『Painted from Memory』発売25周年を記念した2023年リマスター・アルバムで、CD2は『Painted from Memory』のミュージカル・スコアを想定して書かれた未発表曲や新録曲3曲などを収録した『Taken From Life』というタイトルのディスクとなる。

二人の共演のきっかけ

バート・バカラックに大きな影響を受けカヴァーも録音したエルヴィス・コステロは、1996年に映画『グレイス・オブ・マイ・ハート』のために「God Give Me Strength」(第39回グラミー賞「最優秀ポップ・コラボレーション・ウィズ・ヴォーカル」ノミネート)を共作する機会を得る。これがきっかけとなり『Painted from Memory』が制作された。

1998年にハリウッドで録音された『Painted from Memory』はバカラックがオーケストレーションを担当し、タイトル・トラックのみジョニー・マンデルが編曲。発売されると世界で高い評価を集め、収録曲の「I Still Have That Other Girl」は第41回グラミー賞「最優秀ポップ・コラボレーション・ウィズ・ヴォーカル」を受賞した。

CD2『Taken From Life』の内容

CD2『Taken From Life』に収録される3曲の新録曲は、ヴィンス・メンドーサ編曲によるバカラック&コステロの共作曲「You Can Have Her」と「Look Up Again」、これらは2021年9月にハリウッドのCapitol Studioでバカラック指揮のもと録音。そしてエルヴィス・コステロ&ジ・インポスターズによる「Taken From Life」、こちらはコステロ近作でおなじみのセバスチャン・クリスのプロデュースで2022年に録音された。

この他、第62回グラミー賞「最優秀トラディショナル・ポップ・ヴォーカル・アルバム」受賞作『Look Now』、EP『Purse』、ビル・フリゼールによる『Painted from Memory』のジャズ・アレンジ盤『The Sweetest Punch』からもバカラック&コステロ・ソングが収録されている。

Written by uDiscover Team

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エルヴィス・コステロ&バート・バカラック『The Songs of Bacharach & Costello』
2023年3月3日発売

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