4パットダボも 桂川有人は初日「74」

開幕前から話していた「不安」が悪い方向へ(撮影/田辺安啓(JJ))

◇米国男子◇ソニーオープンinハワイ 初日(12日)◇ワイアラエCC(ハワイ州)◇7044yd(パー70)

不安な気持ちが、より苦しい一日にさせた。午前組でスタートした桂川有人は3バーディ、5ボギー1ダブルボギーの「74」で回り、2023年初ラウンドを終えた。バミューダ芝にハワイ特有の風、コースセッティングと複数の要因が想像できるが、「自分のプレーですね」と断言した。

グリーンで苦しいプレーが続いた(撮影/田辺安啓(JJ))

バンカーショットからの2打目をピンそば2m弱につけた2番でバーディを先行したが、6番で3パットのボギーをたたいた。7番(パー3)は11mのファーストパットが3mオーバーして3打目が入らず、“お先パット”も外して痛恨の4パットでダブルボギーを喫した。後半14番も3パットボギーだった。

昨年後半から悩むパットに光明は差さず(撮影/田辺安啓(JJ))

パッティングは「昨年の後半ぐらいからあまり良くなかった」。ストロークのリズムやグリップの握り方を試行錯誤しているが「色々試しているけどしっくりこなくて。試していたのが悪い方に行っちゃったかな」と解決への突破口を見出せずに肩を落とした。スタート前の練習グリーンから不安な気持ちが高まった。

第2ラウンドは午後組でティオフする。巻き返しなるか(撮影/田辺安啓(JJ))

それでも「ショットの状態は悪くないので、自信を持ってパッティングを打てるように頑張りたいです」。手探りの戦いが続く。(ハワイ州ホノルル/石井操)

© 株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン