早春の花として親しまれているサクラソウの出荷が栃木県内の生産農家で進んでいる。
◇ほかにもWeb写真館に写真
宇都宮市古田町の「フラワールドひしぬま」では、温室3棟で約1万6千鉢を栽培。紫と濃いピンク、オレンジの3色の花々が所狭しと並んでいる。
今年の出荷作業は年始からスタートし、すでに終盤に差し掛かっている。13日も従業員ら6人が、花をビニールで保護する作業などに追われていた。
花は県内をはじめ、東京都や愛知県など各地の市場に届けられる。作業は1月いっぱい続くという。
菱沼修(ひしぬまおさむ)代表(65)は「物価高騰の影響なのか花が売れない状況で、先行きが不安。近頃は世知辛い出来事が多いが、花で家の中を明るくしてほしい」と話していた。