黒羽で恒例「どんと祭」 800人が無病息災など祈る 大田原

火の付いた矢を放ち、やぐらに点火する黒羽中弓道部の生徒たち

 【大田原】正月飾りなどを集めてたき上げる新春恒例の「どんと祭」が8日、黒羽向町の那珂川河川公園で行われ、家族連れら約800人が無病息災などを祈り、夕空を真っ赤に照らす炎を見守った。

 黒羽商工会青年部が、地区に伝わる旧正月の伝統行事をまちおこし事業として復活させ、1976年から毎年実施している。木材でやぐらを組み、その中にしめ縄や松飾り、だるまなどを投入。黒羽中弓道部の生徒5人が火の付いた矢を放って点火すると、大勢の見物客から歓声が上がった。

 

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