共通テストで試験時間5秒足りず…2週間後に再試験 愛知県立明和高校会場、大阪教育大学と広島国際大学でも時間不足

 大学入試センターは大学入学共通テスト第1日の1月14日、愛知県立明和高校(愛知県名古屋市)と大阪教育大学(大阪府柏原市)の試験会場で行われた地理歴史・公民と、広島国際大学会場(広島県呉市)での国語の試験で、正規の試験時間を確保しなかったとして再試験を行うと発表した。対象者は計197人。再試験は、いずれも2週間後の1月28日に行われる。⇒共通テスト解答と問題はこちら

 同センターによると、明和高校会場の試験は名古屋大学が実施しており101人が受験。チャイムの設定ミスで、正規の時間より5秒早くチャイムがなったという。

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 大阪教育大学の柏原キャンパス会場では18人が受験。試験開始の合図を監督者の時計で行い、終了の合図をチャイムで行ったため、正規の試験時間より1分間短くなった。同センターによると、試験開始や終了の合図はチャイムを利用しないことを原則としているが、利用した方が円滑な運営になる場合は利用してもかまわないという。

 広島国際大学の呉キャンパス会場では78人が受験。1分遅れて試験を開始したにも関わらず、他の教室と同じタイミングで試験を終了したのを室外にいたタイムキーパーが気づいたという。

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