大学入学共通テスト2023、英語・リスニングの分析速報 難易度、予想平均点は

英語リスニングの問題分析

 大学入学共通テスト1日目は2023年1月14日、全国一斉に行われた。大手予備校河合塾による各教科科目の問題分析を速報する。英語リスニングの分析は以下の通り。

英語リスニングの分析

 出題形式に大きな変更はなく、設問総数(計三十七問)も同じであった。読み上げ文、並びに印刷された質問・選択肢の総語数は昨年の本試験とほぼ同じであった。アメリカ人を中心に多様な話者が起用されていたが、音声は全体的に聴き取りやすかった。第1問から第3問の形式および難易度は昨年とほぼ同じ。第4問Aでは、一昨年のグラフの問題に戻り、比較表現を聴き取る必要があった。第5問では、ワークシートが英文の流れに沿っており、わかりやすくなった。第6問Aでは、明確には述べられていない話者の意見を捉える問題が出された。第6問Bでは、人数を答える問題から人物を特定する問題に変わった。全体として、音声を聴き取り、内容を理解する力と、選択肢や図表を素早く読み取る力など複数の技能が求められた。

2023年の難易度は「昨年並み」

 2022年の本試験と同様、音声は全体的に聴き取りやすく、語いレベルと語数は2022年とほぼ同じで、全体的には昨年並み。

⇒【難易度・過去平均点】2023年の難易度は…全科目一覧

出題傾向分析

 音声を正確に聴き取り、聴き取った情報を他の表現に言い換える力や、選択肢を素早く読み取り、情報を整理するスキルが求められた。これらに加え、図表やワークシートなどを正しく読み取り、聴き取った情報と重ね合わせて判断する力も求められた。

出題分量

 マーク数、配点は昨年の本試験と同じ。読み上げられた英文の総語数は1,517語(昨年の本試験は1,532語)、質問・選択肢の総語数は564語(昨年の本試験では562語)とほぼ同じであった。

2023年度入試の予想平均点は?

 大手予備校河合塾による予想平均点は、5教科7科目で文系型が543点、理系型555点だった。

⇒科目別の予想平均点はこちら

英語リスニングの問題・解答

⇒各科目の問題と正解一覧はこちら

各教科科目の分析

■2日目

⇒【数学1】数学1A

⇒【数学2】数学2B

⇒【理科1】物理基礎

⇒【理科1】化学基礎

⇒【理科1】生物基礎

⇒【理科1】地学基礎

⇒【理科2】物理

⇒【理科2】地学

⇒【理科2】生物

⇒【理科2】化学

■1日目

⇒【英語】リーディング

⇒【英語】リスニング

⇒【国語】

⇒【地理歴史】世界史B

⇒【地理歴史】日本史B

⇒【地理歴史】地理B

⇒【公民】現代社会

⇒【公民】倫理

⇒【公民】政治経済

⇒【公民】倫理,政治経済

 

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