学問の神様・菅原道真公を祭る菅原神社で祈祷した「合格祈願米」 JAはだの直売所で販売

「合格祈願米」を持つ北原店長=秦野市平沢

 本格的な受験シーズンが控える中、JAはだの直売所「じばさんず」(神奈川県秦野市平沢)では「合格祈願米」が販売されている。2012年から販売している縁起物は今年も受験生を胃袋から支えている。

 「祈願米」は地元の農家が生産する県産ブランド米「はるみ」が使われ、毎年、学問の神様菅原道真を祭る「菅原神社」(同市上大槻)の宮司が祈禱(きとう)している。今年分は玄米2.4トンで受験生の健康や大願成就を祈った。

 「はるみ」はもっちりとした食感や甘みが特徴で、冷めてもおいしく、特におにぎりに最適なコメで夜食にもばっちり。購入者からは「元気に受験に挑めた」「お米を食べて志望校に合格できた」などと喜びの声が届くといい、例年、受験生の孫がいる祖父母が購入に訪れることが多いという。

 今年も無事に販売された祈願米に、じばさんずの北原慶徳店長(43)は「地元の農産物で今年も受験生の思いを後押しできたら。コロナ禍での戦いだが、お米を食べて合格に向けて頑張ってほしい」とエールを送った。

 販売は、じばさんずのみ。玄米5キロ(税込み2750円)と精米3キロ(同1660円)の2種類で購入者には合格札とキーホルダーが付く。玄米は購入後に精米も可能。問い合わせは、じばさんず電話0463(81)7707。

© 株式会社神奈川新聞社