大学入学共通テスト2日目は2023年1月15日、全国一斉に行われた。大手予備校河合塾による各教科科目の問題分析を速報する。理科1の生物基礎の分析は以下の通り。
生物基礎の分析
今年も教科書の3分野から一題ずつ出題されているが、第2問、第3問で分野横断型の出題があった。2022年同様、思考力や判断力を問う問題が多く、計算問題も出題され、解答に時間を要する。さらに、知識問題は詳細な内容が要求され、得点差がついたであろう。
2023年の難易度は「昨年並み」
2022年と同様に、設問文や与えられた図表に基づいて正解を導き出す問題が多く出題され、計算を要する問題も1問出題された。また、知識問題ではやや詳細な知識が必要とされ、設問文から問題を解くために必要な情報を読み取る力が求められた。
⇒【難易度・過去平均点】2023年の難易度は…全科目一覧
出題傾向の分析
2022年同様、生物と遺伝子、生物の体内環境の維持、生物の多様性と生態系の3分野からバランスよく出題され、各大問がA・B分けされていたが、今年は第2問A、第3問Aでは分野横断型問題が出題された。昨年に続いて、図表に基づいて考察する問題が多く、計算を要する問題も1問出題された。第2問の問2は、昨年の第1問の問6と同様の「仮説を検証するための実験」に関する問題、第2問Aでは、会話文に基づく問題が出題された。
出題分量
教科書の3分野から大問が1題ずつ出題された。設問数は昨年より1減少して15、マーク数は昨年より1増加して18であった。
2023年度入試の予想平均点は?
大手予備校河合塾による予想平均点は、5教科7科目で文系型が543点、理系型555点だった。
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生物基礎の問題と正解
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各教科科目の分析
■2日目
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