広島県 去年の倒産件数 過去最少 資金繰り支援の持続など作用か

民間の調査会社によりますと、去年1年間の広島県内の倒産件数は過去最少となりました。一方、負債総額は4年ぶりに300億円を超えました。

帝国データバンク広島支店によりますと、去年1年間の県内における倒産件数は106件で、調査を開始した1965年以降、2021年と並び、最も少ない結果となりました。

業種別では、多い順に「建設」、「小売」と続きました。

新型コロナ関連の倒産は51件で、前年より10件増加しました。

帝国データバンクでは、コロナ禍での給付金・助成金など手厚い資金繰り支援の持続や、全国旅行支援などによるサポートが、倒産の抑制に大きく作用したとみています。

一方、負債総額は310億1500万円で、4年ぶりに300億円を超えました。

帝国データバンクは、「新型コロナ第8波の感染拡大やインフレの継続により、先行きは厳しい見方が続きそうだ」としています。

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