感染報告漏れ、新たに467人確認 県内累計1612人 全数把握の簡略化以降

 新型コロナウイルス感染者の全数把握の簡略化以降、一部医療機関から長崎県への報告漏れがあった問題で、県は16日、新たに467人分を確認したと発表した。6日公表の1145人分と合わせ報告漏れは計1612人。修正した累計感染者数は31万4332人となった。
 県によると、昨年9月26日の全国一律の簡略化以降、新規感染者数の報告を「メールまたはファクス」から、「HER-SYS(ハーシス=政府の情報共有システム)またはファクス」に変更。報告用メールアドレスを廃止したが、25医療機関が変更後もメールで送っていた。県庁内のメールアプリケーションの移行を進める中で発覚した。
 県は今月6日、昨年12月5日~1月5日の234件の報告漏れを発表。今回残りの9月26日~12月4日分を調べ、17医療機関247件の漏れを確認した。


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