「西彼杵道路」「長崎南北幹線道路」早期完成へ 決意新た 時津で建設促進大会

西彼杵道路・長崎南北幹線道路の建設促進へ気勢を上げる参加者=とぎつカナリーホール

 現在、整備が進む二つの高規格道路「西彼杵道路」「長崎南北幹線道路」の建設促進大会が14日、西彼時津町野田郷のとぎつカナリーホールであり、関係者が早期完成へ決意を新たにした。
 大会は西彼杵道路・長崎南北幹線道路建設促進期成会(会長・田上富久長崎市長)が主催。本県選出の国会議員や地元関係者ら約240人が出席した。
 西彼杵道路(時津町-佐世保市、延長約46キロ)は14.2キロ、これにつながる長崎南北幹線道路(長崎市-時津町、延長約15キロ)は7.7キロが供用中で、供用率はそれぞれ3割と5割ほどにとどまっている。両道路が全線開通すれば長崎、佐世保両市間の移動時間が高速道経由より22分短い54分になるとして、経済活性化や災害時の緊急輸送道路などの面で期待されている。
 大会で田上会長は「道路整備を実現させ、将来にわたり活力のある街、いつまでも暮らし続けたい街、そして何度も訪れたくなる魅力のある街を、沿線市町全体が実現できるよう頑張りたい」とあいさつ。事業促進に関する決議を採択した後、全員でガンバロー三唱をして気勢を上げた。


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