SDGs取り組み「見える化」 対馬市のパートナーズ制度 企業、団体など39者登録

対馬市が登録者に交付する登録証の見本コピー

 国連の持続可能な開発目標(SDGs)達成に向けた取り組みを進める企業、団体、個人などを「見える化」しようと、対馬市が創設した「対馬SDGsパートナーズ登録制度」について、市は17日、島内外の39者を登録した。登録者一覧は市ホームページ(HP)などで公開し、今後はそれぞれの具体的取り組みも紹介する。
 同市でSDGs達成に向けた取り組みをしている、または取り組む意思があることなどを条件に、昨年10月から12月にかけて募集した。取り組みに賛同・参画する場合は「パートナー」、支援・応援する場合は「サポーター」に登録する。
 市SDGs推進室によると、パートナーには26者、サポーターには13者が応募し、審査の結果全て登録することを決めた。種別は運送業や小売販売業、海運業、学校などさまざま。食品トレーのリサイクル強化、対馬産の原材料を使った商品開発、清掃ボランティアの推進などの具体的な取り組みが上がった。
 登録者にはSDGsの17の目標にちなみ、17日付で通知書と登録証を交付。今後は随時募集とし、受け付けの翌月17日に登録する。同室の担当者は「登録によりそれぞれの活動がより充実し、登録者同士での連携など、より大きな取り組みにつながっていけば」としている。


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