岡山県コロナ 最多20人死亡 2470人感染、クラスター9件

岡山県庁

 岡山県は17日、新型コロナウイルスに感染していた20人の死亡と、2470人の感染を発表した。1日当たりの死者数は今月10日の17人を超えて過去最多。感染者数は6日ぶりに前週の同じ曜日を上回った。

 2022年11月1日以降の流行「第8波」による死者は294人に上り、第7波が起きていた同7~10月の172人から既に約7割増加。死者のうち70代以上が281人と全体の95%を占めており、県新型コロナウイルス感染症対策室は「高齢者の命を守るために周りも含めてワクチン接種など感染防止の行動を取ってほしい」と呼びかけている。

 17日発表の死者の内訳は90代以上の男女各3人、80代男性6人と女性2人、70代男性2人と女性3人、60代女性1人。新規感染者は岡山市保健所管内が758人、倉敷市保健所686人、県管轄の5保健所848人、陽性者診断センター178人。年代別は10歳未満376人、40代375人、30代317人、10代300人、50代289人など。

 クラスター(感染者集団)は9件発生。岡山、倉敷、新見市の医療機関計5カ所で35人、岡山、津山、総社、新見市の高齢者施設計4カ所で26人の感染が分かった。

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