「隣り空いてます!」 陸上自衛隊 二十歳の叫び ユニークな “誓い” も 

二十歳を迎えた陸上自衛官が、誓いを叫ぶ行事が海田市駐屯地(広島・海田町)で17日、ありました。

新成人自衛官
「日々の努力を毎日積み重ね、日々精進していきたいと思っています。ブラボ―――!」

「二十歳の誓い」は、成人した自衛官としての自覚を持ってもらおうという陸上自衛隊・海田市駐屯地の恒例行事です。17日は、今年度、20歳になる54人の自衛官が建物の屋上から誓いを叫びました。

新成人自衛官
「ぼくがここに立てているのは、20年間育ててきてくださった両親のおかげです。お父さん、お母さん、ありがとう!」

新成人自衛官
「しっかり仕事をがんばり、お酒をほどほどにし、しっかり親孝行したいと思います!」

本来はお世話になった人への感謝や、これからの決意を表明するものですが、こんなユニークな「誓い」を叫ぶ隊員もいました。

新成人自衛官
「ゲームの課金を控えるようにします!」
「高校生のとき、学校の天井をこわしてごめんなさーい!」
「テレビの奥にいるみなさん、ぼく、どうですか! 公務員、彼女いません! 隣り空いています! こんなぼくでよろしければ、ぜひ声をかけてください!」

緊張の舞台を終え、新成人の表情も晴れ晴れとしていました。

陸上自衛隊 第13後方支援隊 高杉奈々子 陸士長
「自分の中でとどめておくよりも、みなさんに宣言することで、自分にも宣誓した気分になりました」

陸上自衛隊 第46普通科連隊 高橋明良 陸士長
「全員の前で発することによって、強い決意、今後に対する原動力になった」

海田市駐屯地では、一部の隊員が県内で鳥インフルエンザの対応にあたっていて、17日の行事に参加する予定であった隊員も出動しているということです。

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