サムスンが2億画素のイメージセンサーを発売...「Galaxy S23」に搭載予定

サムスン電子がGALAXY S23に搭載予定のイメージセンサー「アイソセルHP2」を発売した。 画素数は2億画素とされる。

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17日、サムスン電子は0.6μm(マイクロメートル・1μmは100万分の1m)サイズのピクセル2億個を搭載したイメージセンサー「アイソセルHP2」を発売したと明らかにした。 イメージセンサーはカメラレンズに入った光をデジタル信号に変える半導体であり、人の視覚機能を担う。 主にスマートフォンや自動車などで活用される。

HP2の最大の利点は、豊かな色表現力だ。 新規技術「デュアルバーティカルトランスファーゲート」を業界初で適用した。また、業界初となる5000万ピクセルのHDR撮影を実装した。 モバイルAPを経る必要がないため、画像処理速度が画期的に高まった。 従来は1250万画素だけでセンサーを介したHDR実装までが可能だった。 5000万画素はモバイルAPサポートが必要だった。

全2億画素に自動焦点機能を付与した点も特徴だ。 「スーパーQPD」技術を搭載し、従来は一部の画素にのみ適用された自動焦点機能をすべての画素に適用したも 短いシーンを逃さずに撮れるとサムスンは強調している。

サムスン電子は2021年に2億ピクセルのイメージセンサーを業界で初めて開発した。 可能なすべての画像を感知し、それ以後は、人の目に見えないものまで感知できる技術力を備えることを目指している。

超高画素センサー市場は徐々に拡大している。 市場調査機関TSRによると、今年7200万個に及ぶ1億ピクセル以上のイメージセンサーがカメラに搭載予定だ。 2026年には1億3200万個まで増加すると予想される。 年平均約22%の成長率が見込まれる。

サムスン電子システムLSI事業部センサー事業チーム長イム・ジュンソ副社長は「アイソセルHP2にはサムスン電子の差別化された超高画素センサー技術とノウハウが集約された」とし「ディープラーニング基盤の画質最適化技術を通じて超高画素イメージセンサー市場でリーダーシップ を強化する」と述べた。

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