強烈寒波 週末以降 低温・大雪に対する対策が必要 太平洋側も雪の可能性

 1月下旬はもともと最も寒さが厳しい時季にあたるが、来週なかばの寒波はそれに拍車をかけることになりそうだ。全国的に低温による農作物や生活面への影響、さらに日本海側を中心に大雪に対する交通機関への影響に注意が必要となる。なお、この先1週間は、太平洋側でも雪の降るタイミングがあるため、今後の予報や気象情報に注意が必要だ。

週末 北日本中心に寒い

 きょう18日(水)午後は、日本海側の雪や雨の範囲は次第に狭くなりそうだ。あす19日(木)日中は日本海側でも晴れ間が出るが、これもあまり長続きはしない見込み。あす夜からは、北日本で再び雪となり、20日(金)は東・西日本の日本海側でも雪・雨の範囲広がる見通し。21日(土)にかけては、北日本を中心に風が強まり、北海道は特に寒さが厳しくなりそうだ。

22~23日 太平洋側で雪の所も

 22日(日)は冬型の気圧配置は緩むが、西から早くも降水域が広がり始め、夜遅くには東海付近まで天気が崩れる見通し。西日本は山地で雪となり、気温が低い東日本の太平洋側は、平地でも雪の降る可能性がある。東京など関東は23日(月)午前を中心に、雪による影響を想定しておいた方が良さそうだ。

寒さと大雪

 24日(火)は冬型の気圧配置が強まる。気温が下がるだけでなく、日本海で雪雲の発達が強化され、25日(水)にかけては西・東日本の日本海側を中心に、積雪が急増する可能性がある。上空の寒気が強いこともあり、西日本の太平洋側や東海でも雪が降り、交通機関に影響するおそれがある。

 24日(火)~25日(水)は、西・東日本の普段は温暖な地域でも、かなり気温が低くなるので注意が必要だ。東・北日本を中心に、26日(木)ごろにかけても寒い状態が続く見込み。

(気象予報士・高橋和也)

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