週末以降は寒い日多い 来週前半は日本海側中心に大雪 雪や寒さへの備えを

 今週は週末に近づくほど寒くなる傾向で、来週は一段と厳しい寒さに見舞われそうだ。23日(月)から25日(水)にかけては、日本海側は山沿いを中心に大雪に注意が必要で、太平洋側でも風の通り抜けやすい地域は、雪による交通機関への影響に注意が必要だ。

天気 変わりやすい

 きょう(火)午後は、太平洋側で晴れる所もあるが、東北など雲の取れにくい地域もありそうだ。夕方以降は、西日本の日本海側で雨の降る所があり、夜遅くには関東南部でもにわか雨の可能性がある。18日(水)午前中は低気圧の影響で、日本海側は雪や雨となるが、長い時間降り続けることはない見通し。

 19日(木)は北日本、北陸、関東付近で雲が多めだが、天気の大きな崩れはなさそうだ。

押し寄せる寒気

 20日(金)は北日本を低気圧が通過後、冬型の気圧配置が強まる見込み。午後から21日(土)にかけて、北陸から北の地域は北寄りの風が強く、北海道はふぶくおそれがある。北日本は厳しい寒さや、局地的な大雪にも注意が必要だ。

 22日(日)は冬型の気圧配置がいったん緩むが、23日(月)にかけて西から低気圧が近づくため、太平洋側でも雨や雪の範囲が広がる見込み。その後、低気圧が東進するにつれて、西から再び冬型の気圧配置が強まり、24日(火)にかけては西日本を含めて、全国的に上空に強い寒気が流れ込みそうだ。

 このため、来週の半ばごろにかけて、西~北日本の日本海側は広い範囲で大雪となり、平野部でも雪の影響を大きく受ける所がありそうだ。上空の寒気が強いため、西・東日本の太平洋側にも、一時的に雪雲が流れ込む可能性ある。交通機関への影響や、厳しい寒さに注意が必要だ。

(気象予報士・高橋和也)

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