自分らしさを大切にする「性の4つのとらえ方」とは? 性の多様性で講演会 沖縄・東風平中

 【八重瀬】八重瀬町立東風平中学校でこのほど、NPO法人レインボーハートokinawa理事長の竹内清文さんを招いてLGBTQの性の多様性についての講演会が開催された。3年6組をホスト学級にして全クラスに中継した。

 竹内さんは(1)男らしく女らしくではなく自分らしく(2)周りと違っても大丈夫(3)今すぐ分からなくても、決めなくても大丈夫(4)自分と違う周りの人を大切に(5)分からないこと、困ったことがあったら1人で悩まず学校の先生や信頼できる大人に相談しよう―と教えた。

 自分らしさを大切にするため「性の四つのとらえ方」があると説明。(1)身体の特徴によって決まる身体の性(生物学的性)(2)自分の性別をどうとらえるかの心の性(性自認)(3)本人が表現していることに表れる見た目、話し方の性(表現する性)(4)好きになる性(性的指向)―のそれぞれにもいろいろあると説明し「性はグラデーション」があると伝えた。

 (喜屋武幸弘通信員)

© 株式会社琉球新報社