「照明なしの野外球場」を 市民団体が静岡県議会議長に要望 新県営球場「ドーム型」は税金の無駄遣い

浜松市に建設が予定されている新しい静岡県営野球場について、浜松市の市民団体が1月19日、県議会議長に「照明なしの野外球場」を建設するよう要望書を手渡しました。

静岡県庁を訪れたのは、浜松市の2つの市民団体の代表2人です。「新球場と浜松百年の計を考える市民の会」の福井晃さんが、遠州灘海浜公園内に建設が予定されている新県営野球場について、ウミガメ保護の観点などから照明なしの野外球場を建設するよう求める要望書を、静岡県議会の籔田宏行議長に手渡しました。

浜松市長や経済界が要望している「ドーム型野球場」について、福井さんたちは、建設費が総額520億円もかかり、税金の無駄遣いで絶対に反対と訴えました。

福井さんたちは改めて、リトルリーグや高校生など、市民が安い料金で使用できる小型球場が複数集まった「ボールパーク構想」を藪田議長に伝えました。藪田議長は県議の意見を集約し、なるべく早くいい方向で結論を出したいと回答しました。

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