食品等の商品やサービスの表示に関するルールの遵守はされている? 「東京都消費生活調査員」募集

暮らしに役立つ情報をお伝えするTOKYO MX(地上波9ch)の情報番組「東京インフォメーション」(毎週月―金曜、朝7:15~)。今回は都の新年度の「東京都消費生活調査員」を募集についてや、東京の伝統工芸品を紹介する特別企画「職人のいぶき」で創業108年の老舗提灯屋「泪橋大嶋屋提灯店」を紹介しました。

◆食品表示など調査 「東京都消費生活調査員」募集

東京都は、新年度の「東京都消費生活調査員」を募集しています。

「東京都消費生活調査員」は、

・食品表示法などに基づく食品の表示状況についての店舗調査。
・景品表示法などに基づく商品やサービスの表示・広告の調査。
・調査員が日常生活で購入した生鮮食品などの内容量の調査。

この三つの調査のいずれかと、災害時の緊急調査などを行います。

募集人数は300人です。

東京共同電子申請・届出サービスから、2月14日(火)までに応募してください。

詳しくは、ウェブサイト「東京くらしWEB」をご覧ください。

関連リンク
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2023/01/12/17.html
https://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.jp/chousa/t_chosain/

◆特別企画「職人のいぶき」 #28 江戸手描提灯

東京の伝統工芸品を紹介する特別企画「職人のいぶき」。
今回は、紙から漏れるろうそくの灯りによって、空間を温かく演出する、江戸手描提灯です。

室町時代に発明され、江戸時代には、生活に欠かせない照明として庶民に浸透した、江戸手描提灯。
提灯作りは、江戸時代から明治にかけて、提灯の製造と提灯への文字描き専門の分業化が進み、様々なかたちに発展してきました。

その繊細な技巧からは、職人たちの息遣いが聞こえてきます。

提灯の文字入れを専門に行う、創業108年の老舗提灯屋、「泪橋大嶋屋提灯店」。
その伝統を今に伝えるのが、この道40年の3代目、村田修一さん。

(村田修一さん)「提灯自体、暗くして、ろうそくを入れると、ホワッとした感じで、(光が)ちらっ、ちらっと、少し揺らいだ感じが、風情があっていいかなと思います」

提灯の文字入れは、「墨すり3年、描き8年」といわれ、一人前になるまでに10年以上、かかるそうで…。

(村田修一さん)「提灯自体、丸くて、歪んで見えるので、その分、張り出すんです。大きく広げるというか、はみ出すように、形を
極端に変えていくことによって、遠くから見たときに、字がちゃんと収まっているように見える。

ここの書き方が、いちばん難しいですね」

そのため、火袋に描くときは、下書きを参考にしながら、フリーハンドで描いていきます。

(村田修一さん)「灯りを入れると、字が細く見えるので、提灯の文字は太く描くというのが特徴です」

紙から漏れるろうそくの灯りで浮かび上がる文字は、楷書を基本とした江戸文字と呼ばれ、江戸時代当時から受け継がれたもの。
そして、この提灯の未来を見据えて、新しい挑戦も行っています。

(村田修一さん)「今まである提灯とは別のもので、できたのが、『音提灯』。中にスマホを入れて、穴が空いている下部から音が出るようにして楽しめるという提灯を企画しています」

新たな江戸手描提灯のかたちを模索している村田さん。
そこには、職人のいぶきが感じられます。

泪橋大嶋屋提灯店の商品をはじめとする東京の伝統工芸品は、オンラインショップ「小粋屋東京」でも取り扱っています。

関連リンク
https://www.rakuten.ne.jp/gold/koikiya-tokyo/

番組名:東京インフォメーション
放送日時:毎週月―金曜 7:15~7:20
キャスター:杉浦みずき、白戸ゆめの
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/tokyoinfo/

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