キャンプにランタンいくつ持って行く?ソロ,デュオ,ファミリー別の事例をご紹介

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キャンプの必需品、ランタン。極力明るさを避け、自然と一体になることがキャンプの醍醐味なのかもしれませんが、料理を作るにしても、トイレに行くにしてもライトは必要。今回は、キャンプにいくつライトを持って行くのがよいのか?ハピキャン編集部のメンバーが使用しているランタンの数と種類を、ソロキャンプ、デュオキャンプ、ファミリーキャンプ別に紹介します。

【ファミリー】ディレクター森田家の場合

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4シーズンキャンプに行くキャンプ好きファミリーです!小学生の子どもが2人大型ツールームテントを所有しているので、テント内のランタンはたくさん必要。

  • 合計6つ

…のランタンを持参します!

愛用アイテム①:YaeiWorkersのLEDランタン「BEAM」

使用用途:テント内のリビングルーム(前室)を照らす、メインランタンとして使用

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メインランタンは、キャンプを始めた当初はガス缶ランタン(SOTO フォールディングランタン ST-213)を使っていました。しかし、ガスランタンは、テーブルの上の物を取る時にうっかり触って火傷をしてしまったことがあり「これは危ない!」と感じるように。そこで、小さな子供もいるのでLEDランタンに切り替え。

また、ガス管式のランタンは冬場はガス管の圧力が下がって明るくならないということも発生したので、冬もキャンプに行く我が家は、気温で光量が下がらないLEDが良いなという結論に至っています。また、テーブルの上に乗せて使うランタンはテーブルのスペースを食うので、天井から吊り下げて使えるものにたどり着きました。

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以前使っていたSOTOのガスランタンの方がランタンっぽい形で好きでしたが、BEAMはものすごく明るくて、電池容量も大きく、3泊くらいの連泊でも使える優れもの。しかも小さいので収納的にもありがたい!明るさと手軽さという利点からメインランタンとしてはBEAMを手放せなくなりました。

愛用アイテム②:ベアボーンズの「ビーコンライト」

使用用途:テント内リビングゾーン(前室)の「食事をするテーブル」を照らすために使用

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友人が使っているのを見て「すごく明るい!」と思い購入。光量を無段階に調節できるので、ご飯を食べているときは明るめに、食後のまったりお酒タイムの時は暗めに、夜寝る時は豆電球のように細〜い光量に設定して使っています。また、アンティークっぽい形も気に入っていて、テント内で吊り下げて使っていると良い雰囲気がでます。

我が家はこのビーコンライトを自宅の寝室でも使っており、寝室のインテリアとしても◎です!

愛用アイテム③:ソーラーランタン「キャリー・ザ・サン」(大・小)

使用用途:大きい方をテントの寝室内で、小さい方をテントの出入り口の足元に。

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「ソーラーで充電できるのはエコで良いな」と思い購入。充電式のLEDランタン・ヘッドライトがたくさんあると、キャンプに行く前に全てを充電しておく作業が大変になっていくので、このソーラーランタンが大小2つあることが、キャンプ支度の負荷を少し軽減してくれています。

「ソーラーランタンは曇りや雨の日は使えないよね」と思われるかもしれませんが、私はこれを常に車のフロントガラスのところに置いているので、キャンプに行く日がたまたま曇りでもちゃんと充電されている状態になります。

愛用アイテム④:無名ブランドのヘッドライト

使用用途:テント内のリビングゾーン(前室)の端っこを照らすダウンライトとして使用

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リビングゾーンでは、一般的にテントの中心部の天井にランタンを吊るして上から照らす形になることが多いと思います。しかし!!このやり方には難点がひとつあって、「壁面に並べた荷物をゴソゴソしたい時に、中心からの光を自分の背中が遮ってしまうため、壁面のアイテムが暗くて見えづらい!」ということ。

この問題を解決してくれるのが、ヘッドライトなんです。テント内の壁面にガイロープを貼っておいて、そこからヘッドライトを吊るしておくと、まるでダウンライトのように機能します!

壁面に並べた荷物をゴソゴソしたい時だけ点灯するので、バッテリーの持ちは全く問題なし。夜にトイレに行く時など「いずれにせよ必要なヘッドライト」をキャンプ場で有効活用しています。

【ファミリー/デュオ/ソロ】ライターえ〜ちゃん家の場合

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キャンプ歴10年以上のキャンパーです。

フォーシーズン、ソロ、デュオ、大学生、高校生、中学生、小学生の子供4人でベルテント&タープでファミリーキャンプを楽しんでいます。

  • ソロの場合 3つ
  • デュオの場合 4つ
  • ファミリーの場合 5つ

…のランタンを持参します。

愛用ランタン①:ベアボーンズの「ビーコンライト」

使用用途:幕内を全体的に照らすメインランラン(ソロ、デュオ、ファミリーキャンプで使用)

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元々はジェントスのLEDランタンを使っていましたが、デザイン的にお洒落なビーコンライトに買い替え。USB充電が可能で明るさも調整しやすく、テント幕内であれば十分メインランタンとして利用ができ、カラビナが付いているので吊り下げやすく重宝しています。

最大光量は220ルーメンあり十分な明るさ。Highモードなら3時間しか使えませんが、そもそも光量を抑えて使用する事が多いので2~3泊の旅キャンプでも問題はありません。

愛用ランタン②:レッドレンザーの「ML4 Warm Ligh」

使用用途:補助ランタン(ソロ、デュオ、ファミリーキャンプで使用)

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元々は補助ランタンとしてゴールゼロが欲しかったのですが、人気が高くなかなか定価入手が出来ず。その代わりに選んだのがレッドレンザーの「ML4 Warm Light」でした。

LEDランタンの蛍光色を抑えるために、アンバーグローブを付けて2灯使うことで、柔らかな暖色系の光になり、良い雰囲気を作り出してくれます。

ソロキャンプが多い自分としては軽くてコンパクトなので携帯にも便利です。

愛用ランタン③:フュアーハンドのオイルランタン「ベイビースペシャル276」

使用用途:雰囲気重視のオイルランタン(ソロ、デュオ、ファミリーキャンプで使用)

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元々LEDランタンの直接的な光よりも、炎を使った光が好きで購入したのがフュアーハンの「ベイビースペシャル276」でした。オイルランタンなので、別途オイルを持って行く必要があり、かさばり荷物になりはしますが、ソロキャンプでもサイトで夜に寛ぐためには無くてはならない存在になっています。

そして、薪ストーブを使う冬は焚き火をする機会が減るため、オイルランタンの灯で癒しをカバーしています。

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愛用ランタン④:オーライトの「Obulb Pro」

使用用途:ムード作りに最適なLEDランタン(デュオキャンプに使用)

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子供の成長もあって最近は夫婦でデュオキャンプに出掛ける事が増えてきたために用意したのが、ムードを演出してくれるオーライトの「Obulb Pro」です。

一般的なLEDライトとしても使えますが、一番のお気に入りは7種類の点灯モードと自動で光度を調節してくれるので、夫婦水入らずの良い雰囲気でキャンプを楽しめます。

また、防水性も高く天候が急変するキャンプでも安心して利用できるのが助かります。

愛用ランタン⑤:ユニフレームの「フォールディングガスランタンUL-X」

使用用途:ファミリーキャンプ用のメインランタン(ファミリーキャンプに使用)

10年以上前にファミリーキャンプを始めた頃には、子供への安全性を考慮してLEDランランをメインランタンにしていましたが、当時はあまり照度が高いLEDランタンが少なく、常に薄暗い中でキャンプをしていました。

そのため、明るさを確保したくて用意したのがユニフレームの「フォールディングガスランタンUL-X」です。これは、CB缶専用のガスランタンのため燃料を別に用意する必要がなく、最大240wの光源になるため家族を明るく照らしてくれます。

夏場のファミリーキャンプに行くときに問題になる虫も、サイトの外にランタンを置く事によりLEDランタンよりも虫を寄せ付けやすく防虫対策にもなります。

愛用ランタン⑥:Finnart の「 LEDランタン」

使用用途:補助ランタン(ファミリーキャンプに使用)

家族6人でのファミリーキャンプの場合にはどうしても灯りが少なめになるために補助用に購入したのが、価格も安く2個セットのFinnart の「 LEDランタン」です。

USB充電ができ、ボタン操作も簡単で光量調節もしやすく、吊り下げや置いて使用できるだけではなく、マグネット式にもなっているのでアイアンテーブルを使用する場合には安定感があります。

すでに4年ほど利用していますが、シンプルな構造のため壊れにくく、小型で持ち運びもしやすいので、色んなキャンプスタイルでも重宝しています。

【デュオ/グループ】ライター舟津家の場合

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アメリカ在住でオーバーランディンスタイルのキャンプにも行くフォーシーズンキャンパーです。友達と一緒にグループキャンプに行くことも。

  • デュオの場合 4つ
  • グループの場合 5〜6つ

…のランタンを持っていきます。

愛用ランタン①:コールマンの「ツーマントル」(もしくはワンマントル)

使用用途:外でのメインランタン

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ホワイトガソリンを使用するコールマンのツーマントルランタン。ホワイトガソリンは寒さに強く冬でも使用できる点、明るい点が魅力。

我が家のツーバーナーもホワイトガソリンが燃料なので、それと一緒に燃料が使える点も◎。友達と大人数でキャンプに行く場合は、このタイプのランタンを2、3個持参します。

愛用ランタン②:ベアボーンズのLEDライト「フォレストランタン」

使用用途:テント内のランタン

メインのホワイトガソリンのランタンはテント内で使用できないため、テント内で使用できるLEDライトを持参。USBで充電できるため、乾電池が必要なく、明るさも200ルーメンと程よく明るい点も気に入っています。

ガソリンランタン好きの筆者が唯一キャンプに持って行くベアボーンズのLED「フォレストランタン」の魅力とは?! - ハピキャン|キャンプ・アウトドア情報メディア

愛用ランタン③:ゴールゼロのLEDライト「ライトハウスミニR2」

使用用途:トイレに行くときやウロウロするとき用

筆者撮影

コンパクトサイズで最大210ルーメンと程よく明るいため、テントや野外のサブライトとして使用。ライトだけでなくモバイルバッテリーにもなるので、就寝中はこれでスマートフォンを充電しています。

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愛用ランタン④:REVEL GEARのLEDストリングライト「TRAIL HOUND」

使用用途:テントのガイライトのデコレーション

筆者撮影

100個のLEDがついた低消費電力のストリングライト。収納時は手のひらに乗るほど軽量でコンパクトになり持ち運びが楽チン。

テントのデコレーションライトとして使用していますが、暗闇の中、ガイラインに引っかかりこけそうになったことがあったので、コレを付けてガイラインがどこにあるか目印にしています。

トイレに行ったときも、コレがあれば一目でどこに自分のキャンプサイトがあるかわかるので便利です。

愛用ランタン⑤:リョービのハイパワーLEDライト「One+」

使用用途:オーバーランドで大勢でキャンプをするときのメインランタン(大勢でキャンプ行く場合に使用)

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キャンプ用ではありませんが1,700ルーメルあり、首も360度回転して照らしたい方向も簡単に調節可能。何も設備がないオーバランドでも明るく広範囲を照らしてくれるLEDライトです。

別途バッテリーを持って行く必要がありますが、大勢で行く場合は、暗くなってテントを設営するときや料理をするときに活躍。ただし、明るすぎるのでご飯を食べた後、焚火でまったりするときはこの照明は消します。

キャンプスタイルによってランタンの数や種類を変えTPOにあったランタンを持参しよう

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3家族のランタン使用事例の数と種類をまとめると…

昔は「ガスランタンの方が明るい」と言われていましたが、LEDライトの進化により、1000ルーメル以上のモノも増えたため、今のキャンプのランタンの主流はLEDになっています。

小さな子供がいるところは特に、ガスランタンは危ないので、LEDを使用している人が多いようです。ただし、LEDの直接的な明るさが苦手な人も多く、LEDと合わせてガスランタンを持って行く家庭も多く、ガスランタンも根強く人気。

人数によりランタンを持参する数は異なり、ソロの場合は2~3個、デュオの場合は3~4個、ファミリーの場合は4~6個ぐらいを持って行く人が多いようです。

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