広島県で今季6例目の鳥インフルエンザ確認 約12.8万羽を殺処分へ 今季殺処分は合わせて約168万羽に

広島県の農場で、今季県内6例目となる鳥インフルエンザが確認されました。県は、この農場で飼育されているニワトリ約12.8万羽の殺処分を始めました。

県によりますと、20日、世羅町にある採卵鶏育成農場から「死ぬニワトリが増えている」と連絡がありました。

立ち入り検査を行い、簡易検査を実施したところ、11羽中10羽で陽性が確認されました。このあと、遺伝子検査で、「H5亜型」の鳥インフルエンザと確認されました。

県は、周辺の道路などで消毒作業を実施するとともに、この農場で飼育されている約12.8万羽の殺処分を始めています。

広島県では今季、鳥インフルエンザがすでに5例発生しています。殺処分はあわせておよそ155万羽に上り、これは県内のおよそ16%にあたるということです。

県は、「これまで鶏肉や卵を食べることで人に感染した例は報告されていないない」と冷静な行動を呼びかけています。

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