「ふくい桜マラソン」×「金沢マラソン」…相互に魅力発信へ協定 PRブース出展、参加募集協力

ふくい桜マラソン成功に向け、相互協力協定を結んだ杉本達治福井県知事(右)と村山卓金沢市長=1月19日、福井県庁

 2024年3月のフルマラソン大会「ふくい桜マラソン」(福井県、福井市、坂井市、福井陸協、福井新聞社共催)の成功に向け、実行委員会は1月19日、石川県で10月に行われている「金沢マラソン」の組織委員会と相互協力協定を結んだ。“春の福井”と“秋の金沢”がタッグを組み、年間を通して両大会をアピール。両開催地の魅力発信も目指す。

 協定は▽PRブースの相互出展▽参加募集チラシなどの配布協力▽大会ホームページの相互リンク―など6項目。大会に参加した各県在住ランナー(6人程度)の相互派遣や、大会参加者に2県の特産品が当たる抽選会など魅力発信事業も行うとした。

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 金沢マラソンは15年に始まったフルマラソン大会で例年約1万3千人がエントリー。新型コロナウイルス禍前の19年には、参加申し込みが定員の3倍超で抽選が行われるなど、全国のランナーからの注目度は高い。

 締結式は福井県庁で行われ、ふくい桜マラソン実行委員会会長の杉本達治知事と、金沢マラソン組織委員会会長の村山卓金沢市長が協定書に署名した。杉本知事は「(金沢マラソンは)参加者の満足度、おもてなしの評価が高い。いろいろ学びふくい桜マラソンを成功させたい」と意気込んだ。村山市長は「(北陸新幹線敦賀開業で)来年から北陸地域はさらに注目される。二つのマラソンを軸に、多くの人が北陸に来る機会をつくれる」と期待した。

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